2020年11月13日金曜日

内浜好齢大学

  11月13日(金)

「心と身体の健康」
笑顔で学びましょう
講師
山ノ内 孝治さん(健康運動指導士)

毎回好評の健康運動指導士の山ノ内孝治さんをお迎えし、心と身体の健康をテーマにお話をしていただきました。今回は栄養についてのお話しがありました。健康に生活するためには「食事・運動・休養」が大事です。食に関して、人は食べたもので作られると言われていますが、高齢者には特にタンパク質が必要です。筋肉や骨、臓器から髪の毛から爪にいたるまで、あらゆる身体作りに使われる栄養素です。タンパク質が低下するとフレイル(※)に陥りやすく、高齢者は運動・認知機能が低下しやすくなります。身体の機能を維持するためにも欠かせない栄養素で、1日におよそ体重×1g必要といわれています。(体重50kgの場合50g)不足しがちなタンパク質を食事で接種できない場合は、市販のプロテインでも手軽に補えます。食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
食事は「身体に消化・吸収されること」が大事です。消化・吸収するためには胃酸の働きが重要で、食前に生姜やレモン水などを摂ると、柑橘類に含まれるクエン酸が胃酸を出やすくし消化を促します。さらにこの時期に必要な免疫力を付けるのはタンパク質はもちろん、ビタミンCと亜鉛です。亜鉛は肉や卵に含まれ、貝類に多く、少量のスルメやのり、ごま、煮干し、アーモンドなどのナッツ類も良いそうです。
栄養についてのお話しの合間に、椅子に座ったままでできる血行促進のための指の体操グーパーと頭のマッサージ(こめかみと後頭部)の2つも教えていただきました。毎日簡単な運動を取り入れながら、1日3食でバランスよくタンパク質を摂り、健康に過ごしましょうとお話しされました。
また、次回の講話が楽しみです♪

※フレイルとは:年齢を重ねたことで生じやすい衰え、虚弱状態。