11月7日 サークル人権学習
講師:西区生涯学習推進課 久田史規さん
「誰かのために~献血を通して~」
公民館が公民館であるために、集まる&学ぶ&つながるをキーワードに、市民の皆さんが元気であるために、皆さんを支援するのが公民館と、その位置づけをされた後、血液型と献血の話をされました。
血液の重量は体重の何%? ①9.7% ②8.7% ③7.7
(答)③7.7% 60㎏の人は4.6㎏
日本で一番多い血液型は? ①A ②AB ③O ④B
(答)Aは40%、Oは30%、Bは20%、ABは10%
輸血はどんな疾病に一番多く使われる? ①心臓病 ②癌 ③大怪我
(答)②の癌で34.4%
献血は何歳から何歳までできる?
(答)16歳~69歳
クイズ形式で参加者に問われ、昭和38年にボランティア献血が2%だったのが、昭和39年に駐日大使のライシャワーさんが輸血で肝炎に罹られたこと等を契機に6月14日を献血の日と制定されて以降、今日では100%であること、ご自身が数少ないRh-の血液型(200人に1人)の持ち主であることで献血に継続して取り組んでいることを話されました。特に、2011年3月11日の東日本大震災で、博多駅バスセンター8階の献血ルームに日本赤十字社から献血を要請されて行った時は、長蛇の列でびっくりしたとのこと。東北に行けなくても何とか役に立ちたいと行動する人の多さに感動。1日に必要な献血協力者は14000人で、血液の長期保存は難しい。だからこそ、絶えず多くの人々の献血協力が欠かせない。数少ない血液型の自分にとって献血は、誰かのために私だからできる自分の使命とも思っているとか。献血ができなかった時は、誰かを救えなかったのではないかとも思ったそう。人を支えるために人の命を救うためには、こういうあり方もあると考えさえられたお話でした。