2024年3月8日金曜日

 「内浜好齢大学・津軽三味線の演奏と講話~芸道とわが人生~」

講師に津軽三味線演奏家・日本舞踊家の 虎高さんをお招きして開催しました。大衆演劇の旅芸人一家に生まれ、3歳で初舞台を踏んだ虎高さん。転校を重ね小学校にもほとんど通えず、苦労と苦難の連続だったという。
新潟地方の瞽女(ごぜ)の三味線が津軽三味線の原型で、幕末に五所川原に生まれた視覚障がい者の「仁太坊」(にたぼう)こと秋元仁太郎が地味な門付け芸だった三味線音楽に革新的な奏法を取り入れたことや、名人高橋竹山のことを紹介されました。「風雪ながれ旅」や三大民謡の「津軽じょんから節」、「津軽小原節」「津軽よされ節」に「黒田節」等の迫力のある演奏は心に響き大きな拍手がおきました。
東日本大震災ですべてを失った時に、地域の方やいろいろな方に助けてもらったお話には、多くの方々のうなずく姿が見えました。