18日に2回目のサークル人権学習を開催し、講師に生涯学習推進課 人権教育推進員の河原先生をお迎えしました。まずDVD「話せてよかった」を鑑賞し、続いて「身近な人との人間関係をより良いものにする」をテーマに講話がありました。
人がそれぞれに持っている価値観の違いを認めて、相手を大切に思うことは「人権」の基本的な考え方です。そして「人権」は日常の何気ない人と人との関係の中にもあります。普段そのことを当たり前のように理解しているつもりでも、夫婦や親子のような近い関係においては、相手を、そして自分自身を、一人の人間として尊重する意識がおろそかになってしまうことがあります。
DVD「話せてよかった」では、日常の中の思い込みによって生じる問題を描き、相互理解のためのコミュニケーションによって、その問題と向き合うことが提案されています。家事も育児も夫が妻の仕事を手伝うのではなくて一緒にという意識が大切だということ、ひきこもりの人などへの偏見にとらわれてはいけないこと、認知症の母の事を一人で抱え込まず、家族だからこそ考えていることを伝え合い確かめ合うことが大切だということ。
家庭の人間関係は、私たちの人権意識を育む基盤です。自分の中にある思い込みに気づき、自分も相手も尊重する人間関係を築くために、話し合うきっかけになったのではないかと思います。
【参加者のアンケートより】
〇会話の大切さを実感しました。つい我慢して飲み込むより、想いを出す、アウトプットするだけで表情が変わるのかもと思いました。
〇具体的なストーリーがあって、それに対する解説もあり分かりやすかった。
〇ビデオの内容が自分たちの生活に沿ったもので共感できたから、先生の話もまた共感でき、分かりやすく、来てよかった。
〇ためになる内容でした。
〇今回はDVDの内容が私には良かったです。