2021年11月22日月曜日

アクティブ防災講座

 11月20日(土)

アクティブ防災講座
コロナ禍における避難について
~防災の情報収集と非難行動~
講師
橋本 茂さん(西区防災・安全安心室)

災害について、どう備え、どう行動するか、内浜校区の洪水・土砂災害・高潮のハザードマップを見ながら、多くのアドバイスをしていただきました。

1.事前の準備として

    自宅の安全確認
自宅が「洪水・浸水想定区域や自然災害警戒区域」等に該当するのか確認しておく。スマホで「福岡市総合ハザードマップ」で検索できる。
・洪水ハザードマップは室見川の70年に一度の洪水を想定、その際の浸水深は0.5~1m まずは垂直避難(2階へ)
内浜校区のポンプ場は姪浜・興徳寺・野添の3ケ所。ポンプ場とは、地上に降った大量の雨水が自然に川に流れきれない場合に、ポンプを使って強制的に川に流す施設です。
・土砂災害警戒箇所として、興徳寺周辺に急傾斜地あり
・高潮では、過去最大級の台風と満潮が重なった場合、浸水深は3m以上
・地震の揺れやすさマップでは、今後30年の震度6強の地震発生確率は0.3~6%。だが、いつでもどこでも地震は起こりうると考えて対策を熊本地震の時は発生確率0%だった。
・津波の場合は、高い場所や姪浜方面に逃げる。
名柄川や十郎川を津波が遡上する危険性があるので、近づかない。
 避難所以外への避難の検討
垂直避難、親戚や知人宅、ホテル・旅館、自動車での避難
 避難所の確認…内浜公民館・内浜小・内浜中・西市民センター
避難経路に危険な場所がないか確認しておく。
防災備蓄品や避難時の持参品。
自宅には生活必需品を三日分備えておく。防災備蓄品はいつもより多めに買い置き。簡易トイレも用意しておいたがよい。(トイレにゴミ袋を敷いて代用してもよい)福岡市の公的備蓄は27万食。
防災リュック 避難生活に必要な品や感染症対策品をまとめておく。

2.情報収集と避難行動
防災情報として「福岡市公式ライン」「福岡市防災メール」は便利。
なんといっても早めの避難行動が大切。避難所では、発熱・咳等の方の部屋の確保、家族毎に2m程度の距離。養生テープやパーティションでの間仕切り。避難所運営では、パーティションの組み立て等、練習しておく。
避難所では、地域の方の協力が不可欠(市職員は公民館に2名だけ配置)各自マスクとこまめな手洗い・消毒を(風邪を引かなくなった)防災の取り組みとして自らの安全は自らが守ることが原則。ご自身やご家族の安全が確保されたうえで困っている人への手助けをしていただきたい。