「子どもの人権ってなに?」
講師:池田 尚さん
(諫早市子どもの城前館長)
長崎県諫早市にある「こどもの城」前館長の池田 尚さんを講師にお招きし、「子どもの人権」について考えました。
「こどもの城」は、子どもたちが生きる力を培うことを目指した施設。豊かな「自然」(コスモスで知られる白木峰高原)の中で体を使ってしっかり遊び、いろんな「人」との触れ合いを通して、大人も子どもも共に学び育ち合うことを支援しています。大人が子どもを「遊ばせる」のではなく、子どもたち「自ら」が考え、行動できる力を培うことを目指しています。
子どもには失敗する権利があるし、また、人の見方として、全盲の人を「目が見えない人」と捉えるのではなく、「耳がいい人」と捉えるようにしたい。「こどもの城」では、「~してはいけません」ではなく、「ここは ぶつかるところ ぶつかりながら まもりかたを まなぶところ さあ、どうしたら まもれるかな じぶんも ひとも」と、安全に過ごすためのポイントとしています。
池田さんは、カードマジック、お手玉(ジャグリング)、懐かしいゴム飛びを参加者と共に楽しみ、これらができるようになるまで、何回も何千回も失敗した、失敗したら「できんやったの~」と笑顔で言ってあげたいと。
講演の終わりには、オリジナル曲【おかえり】を、参加者と一緒に歌いました。子どもたちが、ここが、内浜が、「おかえり」の場所であるとの思いをもって。
1.いい子にしていたよ
成績がよかったよ
試合で活躍したよ
よかったね
でももう一つ ほめてあげたい
それは 君がそこにいること
2.安心できるから
挑むことができる
それが力になるよ
いつの日か
でももう一つ 応援したい
それは 失敗しても君が好き
おかえり おかえり おかえり おかえり
参加者からは、「楽しかった~」のほか「保育所の中で、大切にしていきたいことを、改めて確認できました。」「人権とは思いやり、存在する事の大切さを伝えるなど、いい話がたくさんありました。」などの感想をいただきました。