2025年10月27日月曜日

サークル人権学習5回シリーズを終えて

 このたび、サークル会員の皆様を対象とした人権学習5回シリーズを無事終了しました。ご多忙の中、ご参加いただいた皆様には感謝申し上げます。今回の学習会は、人権教育推進員の古賀先生に熱意あるご講話いただきました。この学習会は、皆様の多様なライフスタイルに配慮し、平日の午前・夜間、土曜日の午後と日時を分散し、「どこか1回だけ参加すれば良い」という形式をとりました。これは、皆様の「参加の自由」を最大限に尊重する工夫であり、決して参加を強制する意図はございません。しかし、「仕事で行けない」と参加を希望しながら叶わなかった方や、「半強制のように感じた」という率直なご意見もいただきました。また、「サークル活動に人権は必要なのか」という疑問は、今後の運営のあり方を深く見つめ直す、大変重要なご指摘だと真摯にう受け止めています。一方で、古賀先生の熱のこもった講話と「養護施設のお話」を扱ったDVDは、多くの参加者の心に深く響きました。5回全体を通じて、参加者の皆様から特に多く寄せられたのは、次のような「心に深く訴えかける」感動の声でした。「知りたい内容で特にDVDが良く、周りの方も感動されていました」「実体が知れて良かった。心にしみました」「本日は我が子を抱きしめたいと思います。周りにいる子どもたちも優しく見守りたいと思います」「子どもの人権について考えるきっかけになって良かった」「とても分かりやすく心があらわれる思いでした」「毎年この人権学習を楽しみにしています」など、古賀先生のご講話のおかげで、皆様の心に届いたこの「気づき」は、単なる知識ではなく、サークルという場で誰かを想像する力、優しさを育む大切な一歩になったと確信しています。私たちが人権学習を企画する目的は、皆様の活動を制限することではありません。活動の場において、参加者全員がお互いを尊重し「誰もが安心して、のびのびと自分らしく輝ける」居心地の良い環境を、みんなで一緒につくるためのきっかけを提供することにあります。皆様からいただいた貴重なご意見を真摯に受け止め、今後の活動運営に活かしてまいります。公民館のサークル活動が、より豊かな交流の場となるよう、今後とも皆様のご理解とご協力をお願いいたします。