2月4日(土)
「地域を元気にするファシリテーター養成講座①」
~対話とファシリテーション~
講師:佐藤 倫子さん(Edu代表)
第1回目は「ファシリテーションと対話について」でした。会議の時間がやたらと長い、声の大きい人がいて言いたいことがあるのに言えない、色々話し合ったのに、誰かの一存で決まってしまう、などありませんか?ファシリテーションとは、話しが上手い下手、経験や年齢にかかわらず、その場にいる人たちが話しやすい環境づくり、意見を共有し、1人だけでは考えつかないようなアイデアや行動を見つけることを促進する技術のことです。話し合いの促進役をファシリテーターと呼びます。
地域活動をしていく上で“ノットワーキング(人々の結び目を作る活動)”が大事です。こういう事をやりたいからこの人たちと組もう!、今こんな事に困っているからこんな団体に手伝ってもらおう!など、自分たちだけで頑張るのではなく色んな所に結び目を作っていくことが大切です。でも問題が解決したら、あっさりと結び目をほどいていく。そしてまた新しい結び目を作っていく。結び目は結ばれたりほどけたりするけど、特定の個人や組織がコントロールの中心になるわけではありません。
対話のポイントは話すことと聞くことのバランスが整っていること。自分の思っていること、思考を外在化していくことが大切。そして同調圧力をかけない。温かい目で聴いていく。AかBかではなく、AとBの選択からCというアイデアを出す。結論は先延ばし。話を否定せず、断定せず、最後まで聴いてみる。「!」「?」を大切にする。「え?」「なんで?」って思ったら、問いかけてみる。
※同調圧力とは
地域共同体や職場などある特定のグループにおいて、意思決定を行う際に少数意見を有するものに対して暗黙のうちに多数意見に合わせる ことを強制すること。
○第2回:2月11日(土)14:00~15:30
「ファシリテーショングラフィックをやってみよう!」
~企画会議をやってみよう!~
○第3回:3月11日(土)14:00~15:30
「いろんな質問を使いこなそう!」
~課題解決会議をやってみよう!~
○第4回:3月18日(土)14:00~15:30
「話し合いを整理/分析するツールを学ぼう!」
~ポストイットの効果的な使い方~
4回シリーズて行っていますが、単発の受講も可能です。皆さまのご参加をお待ちしております。