2020年10月5日月曜日

第3回 サークル人権学習

 本日、第3回目のサークル人権学習を開催し、講師に生涯学習推進課 人権教育推進員の河原先生をお迎えしました。まずDVD「サラーマット」を鑑賞しました。この作品のテーマは「SNS時代における外国人の人権」です。

主人公は、新しく職場に来たフィリピン人のミランダに対し、様々な「違い」を「壁」だと捉え、面倒な存在だと感じてしまいます。しかし、自分とは異なる文化や考え方を持つミランダとの対立や交流を通して、新たな視点に気づかされ、「違い」は様々な問題解決の糸口になることも学んでいきます。ミランダの姿を通して外国人は「受け入れてあげる存在」でも「労働力」でもなく、助け合うことができる対等な仲間であること。また、SNSを傷つけるための道具としてではなく、人の心と心をつなぐために利用する様子を描いている作品でした。
河原先生は、「外国人の人権」「インターネットの人権問題」のほかに「新型コロナウイルス感染症に関する人権問題」についてもお話されました。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、SNS上で感染者に対する誹謗中傷や心無い書き込みが広がっています。感染は誰にでも起こりうることです。相手を思いやる気持ちを持ち、正しく理解していけば、もっと良い地域になっていきます。コロナ禍の中だからこそなおさら人権を大切にしていきましょう。

【参加者アンケートより】
〇外国人含め、老若男女全ての方に通じる「言葉が通じなくても気持ちは通じる」は、とても素敵な言葉でした。
〇暮らしていくこと全てに人権が、身近なことに人権があるのだと気づきがありました。
〇研修会のタイトルが難しそうでしたが、DVD視聴等でより身近に感じられました。
〇心を新たにしました。
〇昨今の重要な人権問題を取り上げていて良かった。特に外国人の人権の現状と対応は参考になった。
〇映像を見て、反省するところもあり、良かったと思います。
〇相手が大事にしていることを大事にすることが良かった。
〇子ども達にも是非見せてほしいと思うDVDでした。