2020年9月15日火曜日

第1回 サークル人権学習

9月7日のサークル人権学習が台風で中止になったため、14日に第1回目のサークル人権学習を開催し、講師に生涯学習推進課 人権教育推進員の河原先生をお迎えしました。
まずDVD「サラーマット」を鑑賞しました。この作品のテーマは「SNS時代における外国人の人権」です。
主人公は、新しく職場に来たフィリピン人のミランダに対し、様々な「違い」を「壁」だと捉え、面倒な存在だと感じてしまいます。しかし、自分とは異なる文化や考え方を持つミランダとの対立や交流を通して、新たな視点に気づかされ、「違い」は様々な問題解決の糸口になることも学んでいきます。ミランダの姿を通して外国人は「受け入れてあげる存在」でも「労働力」でもなく、助け合うことができる対等な仲間であること。また、SNSを傷つけるための道具としてではなく、人の心と心をつなぐために利用する様子を描いている作品でした。
河原先生は、「外国人の人権」「インターネットの人権問題」のほかに「新型コロナウイルス感染症に関する人権問題」についてもお話されました。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、SNS上で感染者に対する誹謗中傷や心無い書き込みが広がっています。感染は誰にでも起こりうることです。相手を思いやる気持ちを持ち、正しく理解していけば、もっと良い地域になっていきます。コロナ禍の中だからこそなおさら人権を大切にしていきましょう。


【参加者アンケートより】

〇外国人の人権を尊重すべきと思った。
〇身近に外国人の方が住んでいるので、きちんと理解したいと思いました。
〇人権について考え直させるいい機会になりました。
〇外国人の子ども達がちゃんと学校へ来ている福岡はすごいと思う。就学率を上げる為、小学校に日本語を教えたり、専門の先生がいたりするのが全国的に普通になればいいなと思う。
〇外国人への接し方など勉強になりました。
〇今まで外国人との関りがなかったので、参考になりました。
〇日常の中でなかなか深く考えることがない問題を、今日のDVDを通して少し自分の中で確認させていただきました。子どもへの教育も少し悩むところがありましたが、これを機にゆっくり考えたいと思います。
〇今回初めて参加しました。~だからという思い込みを消すのが大事だと思いました。