2018年10月15日月曜日

人権講座

10月13日(土)

内浜小学校成人教育委員会・人権尊重推進協議会 共催

 「知って、守って、伝えよう
パーソナルメディア時代の子ども達のために

 講師:江頭 久美さん
(NPO子どもとメディアインストラクター)
 今回3年目となる、内浜小学校成人教育委員会との共催事業の人権講座を行いました。
日本の子ども達の電子映像メディア接触時間は、早い段階(幼い時)から世界一という統計があり、このことが子ども達にどんな影響を与えているか、私たち大人(保護者)はどう考えて子ども達を守り、育てていけばよいかというお話でした。
 孤独を感じる子どもが多い国、日本(自殺も多い)。自尊心がとても低く、ネット依存の中高生は5年前は51万8千人だったのが、現在は93万人に増加。ネットに長時間接しながら、なお低年齢化しているのが現状ですが、その結果、子どもは自己中心的で、自分を大切に思わない、命を特別なものと思わない、攻撃的(表現が下手)、否定的にものごとを考えるようになってしまっています。心の成長期のゲームは、内容によっては「悪い」を越えて「危険」です。子どもが電子メディアとの付き合い方を上手にコントロールできず、判断力が不足している間は、あなた(親)が守るしかありません。電子メディアは不必要に時間(命)を消費します。

以下、親(保護者)が気をつけることを紹介します。
①スマホを持たせる時は、何のために必要なのか、どのように使うのかを親子で話し合う。
②インターネットを利用する場所や時間帯を決めるなど、子どもにルールやマナーを守る習慣をつけさせる。
③不適切な情報や危険な出会い等を防いで、子どもを守るためにフィルタリングを設定する。
子どもがメディアとの接触時間を自らコントロールできるよう、自立する力を身につけさせることが大切です。